プログラマの生産性と報酬について考えてみたけど、どう考えても 1万人に 1人ぐらいのトッププログラマ以外には子供が持てる気がしない。
子育てをするうえで一番厳しいのは、その間労働力が半分になってしまって、世帯収入を支えられないということ。
それに、40代以降は老眼や気力体力の低下もあるだろう。
かろうじて育てたとしても、ろくな環境も用意してやれない。
いっぽう、WhatsApp の買収で話題になったように、成功したサービスを作った人は何千億円というお金を持っている。
現代では、数人〜数十人規模の会社が世界的サービスを作れるので、そのこと自体は作り出した価値への対価ということで当たり前だ。
でも、この仕組みだと社会が維持できない。
このままでは、特に日本のような国では、少子高齢化が進む一方だ。
ヨーロッパのようにシングルマザーを支える仕組みが一般的になればいいのかもしれないが、日本のような保守的な国では難しいだろう。
かといって、昔みたいな大家族にも戻れない。
そこで、いい方法を考えた。
それは、「子供を産ませる権利」を売れるようにするということ。
一般人の夫婦は、子供を産ませる権利を売りに出す。
そして、ビルゲイツのようなお金の使いどころに困るような大富豪がそれを買う。
すると、一般人夫婦の妻のほうはゲイツの精子を人工授精して子供を産む。
お金は 5000万円ぐらいを前払いで銀行に預けておいて、20年分割ぐらいで渡すようにする。
子供が死んだりしたら、残額は払い戻される。
授精は人工授精だけど、富豪側に時間があってそれを望めば、一般人妻と一夜を共にすることができるとする。
この仕組みはうまくいくんじゃないだろうか。
年に 250万円ぐらい余計にあれば、一般人夫の子供も持つ余裕もできるし、そうすると自然に 1組の夫婦が 2人の子供を産める。
もちろん、世の中の倫理も同時に書き換えて、それが当たり前のことであるようにする。
「うちは上の息子がゲイツの子なんですよ」「あら、うちは下の娘がザッカーバーグの子で」というのが日常になるように。
今の世の中では、起業することのリスクとリターンのバランスが取れていない。
成功して金持ちになるというリターンに対して、失敗して路頭に迷うリスクが大きすぎる。
この仕組みを採用したら、成功することへのインセンティブがかなり強くなるうえに、失敗することに対するセーフティネットにもなるので、起業ももっと盛んになって、世の中が活性化するんじゃないだろうか。
このシステムの中では、女性の富豪のことは考えていないけど。
どういうわけかわからないけど*1、現実世界での大富豪は多くが男性だし、それでだいたいの金銭的な面をカバーできるんじゃないだろうか。
今の核家族は、一般労働者が価値の創造の大きな部分を担っていた時代の名残で、ごく一部の天才がほとんどの価値を作り出す現代には向いていないから、遅かれ早かれこういう社会になってくれないかなぁと思う。
まあ、うちは手遅れだけど。
*1:生得的な違いもあるんじゃないだろうか?