片付けを始めるコツ
個人的にうまくいった、「片付けを始めるコツ」について書いてみます。
ぼくと同じタイプの人間向けです。
概要を箇条書きにすると、次のようになります。
- 限られた回数の「片付け動作」をする。
- リラックスする。
以上の繰り返しです。
「片付け動作」とは何か。
これは、片付けを進める動作であれば何でもOKです。
例えば、本Aを本Bの上に重ねるとか、重ねた本を動かすとか、紙くずAを拾うとか、その紙くずAを別の紙くずBとまとめるとか、まとめた紙くずA・Bをゴミ箱に捨てるとか。
ここでのコツは、「できるだけ細かく分解する」ということです。
重ねるのと動かすの、まとめるのと捨てるのは別動作です。
で、この片付け動作を3回やる。
例えば、手元の本Aの上に本Bを置いて、その上に本Cを置いて、その3冊の本を本棚の近くに移動する、とか。
ここで、3回も片付け動作をすると当然精神的に疲労困憊しているころなので、敷きっぱなしの布団の上に横になって、お菓子を食べながら漫画を読んでリラックスします。
お菓子は、ピーナッツとかマーブルチョコとか、そういう単位の小さいものがいいです。
個人的には韓国ノリがおすすめです。
漫画は、四コマ漫画等、ちょっと読んだところで止められるやつが向いています。
個人的にはイカ娘とか荒川アンダーザブリッジとかを読んだりもします。
そして、5分ぐらいゆっくり休んだら、次の3動作をやります。
例えば、ゴミを適当に3つ拾って手元に集めたら、それで終わりです。
それからまたお菓子と漫画。
5分で3動作というこのペースで片付けをすると、30分で18動作分片付けが進みます*1。
すると、部屋は目に見えて(部分的に)きれいになっているはずです。
片付け前にゴミや本があった場所にスペースができているとか。
その達成感に浸り、残りは次の機会に回します。
次回以降もこのペースで続けてもいいのですが、どうしても我慢できないぐらいもどかしくなったら、一度の片付け動作を10回に増やします。
休憩時間も、必要に応じて短くします。
1分程度にするとか。
個人的には、この「10回・1分」ぐらいを上限にしています。
ところで、この方法には、ひとつの前提条件があります。
それは、「一人暮らしをしている」ということです。
誰かと一緒に住んでいると、その人の基準で片付き度を評価されてしまいます。
例えば、足の踏み場もない部屋をこのやり方で片付けて、本を20冊ぐらい移動させて足の踏み場がわずかにできたとしても、常人にとってはどちらも手の付けようのないゴミ部屋にしか見えないわけです。
ぼく自身、この方法で部屋の乱雑度をわずかに減らすことができるようになったのに、結婚してからまたできなくなってしまいました。
やる気を尊重して長い目で見てくれてもいいんじゃないかと思うのですが、大きく考えると人類の生存のためには各人が向いていることをやる必要があっただろうし、何かに向いていない人間にはそれをさせないようにする本能があるのかもしれないし(適当)、しかたないですね…。
まあ、そういう他人の評価さえなければ、片付けというのは少しやっただけでもそれに見合った効果があるので、一人暮らしの人にはおすすめです。
*1:21動作じゃないかとツッコみたくなった人は、最後の休憩の後そのまま終わりとすると考えてください。いずれにせよ正確な数字でもないので、素直な計算にしています。