就活中
失業給付が先週までで終わった。
そういうわけで、求職活動第二形態に入ることに。
ちなみに、第一形態(受給期間中)のときの条件は、
- 週3日勤務
- 1日4時間労働
- 年収1000万〜
- 業務内容: 電話の来ない電話番
だったのだが、求職活動のかいなく給付期間が終わってしまった。
というわけで、第二形態の求職活動中。今回の条件は、
- 週5日勤務
- 1日8時間+ある程度の残業
- 年収400万〜
- 業務内容: できれば日本語入力関係、または自然言語処理関係
ということに。
といっても、まあ「日本語入力関係」というのは狭すぎるわけで。
求職活動第一形態のときに声をかけていただいたところはあったのだが、そのときは断ってしまった。
第二形態に入ってからメールしてみたのだが、返事がなかった。
志望動機を正直に書きすぎて、結果として失礼になったという説がある(ソース: 妻、友人)。
正直に書くのが一番相手にとって情報量があると思ったんだけどなぁ。
第一形態の求職期間中に、余った時間を生かして自分なりに開発をして、カナ列を語彙素列に変換するデモを作るぐらいのところまでは行ったけれど、この語彙素列から候補を選べるようにして、さらにキーボード入力用 IME にして*1、それでいいものができるかというとちょっと。
キーボード入力用 IME の方向性としては、
- 堅実で一貫性を持った意外性のない変換をする
- 時々変な変換をすることになっても語彙数を優先する
というのがあるけれど、ぼくが目指しているのは前者。
でも、前者のほうの変換エンジンというのはもう長年の蓄積ですっげえレベルになっているわけで。
学習機能とか、自動単語登録とか、単語登録の補助機能とか。
完璧というわけではないかもしれないけど、こういうのは微妙なバランスの上に成り立っているので、そう簡単にそれよりいいものができるわけがない。
そう考えると、前者の方向性で一人でやるというのは、競争力を持ち得ないだろう。
それに、今の IME の状況から見ると、前者の方向性、つまり「きちんとした日本語を書く」という需要自体が減っていっているのかもしれない。
そもそも、キーボード入力用の IME というジャンルそのものが、PC の衰退とともに衰えていくことになりそうだし。
となると、まあ普通に日本語入力関係なしに就活するかということになるんだけど。
ぼくは興味の範囲が非常に偏っている。
自然言語処理といっても、CRF や N-gram は面白いから多少は知っているけど、SVM などは触ったこともない。
データ構造にしても、LOUDS やウェーブレット行列・接尾辞配列とか BWT とかはある程度わかるけれど、それ以外は適当。
そもそも、そういう方向性ならぼくよりすごい人はいっぱいいるし。
学歴も修士止まりで、業績もろくにないし。
前に勤めていた会社(高電社)は戻ってきてほしいと言ってくれている。
そこでは中国語や韓国語が生かせるということもあるけれど、そもそも小さいところなので相対的にぼく程度の技術力でも優れていることになり、そのおかげで人格的な問題を大目に見てもらいやすいというのがすごく大きい。
そもそも、自分の総合的なパラメータを考えたら、レベル的にはそこぐらいのほうが合っている。前に勤めていたぐらいだし。
会社の雰囲気は沈滞気味だし、日本語 IME にも関われなくなるけど、自分の時間で自分なりのものを趣味で作ることはできるし。
でも、この記事を書いたのは、仕事でキーボード入力用日本語 IME に関わることへの未練もあってのこと。
ぶっちゃけて書くと、これまでのやりとりからこのブログを見てくれている中の人(失礼な(と思われる)メールを送った人とは別の人)がいるとわかっているので、よかったら取りなしていただけないでしょうかということです。